こんばんは、マリーです。
ある日のほっこり事件簿
私は普段、和紙作家の他に木のお家の展示場兼ギャラリーで働いています。
ある日のこと、キャリーバッグをコロコロ引きながら
おばあさまがやってきました。
聞くところによると、とても素敵な建物だったので、
是非見てみたかったとのこと。
「ちょっと中を見せてもらってもいいですか?」
おばあさまは、楽しそうに建物を見渡して言いました。
ギャラリーにはお子さんが遊びにきてもいいように、絵本が置いてあります。
それを見たおばあさまが
「絵本っていいですよねー。最近ヨシタケシンスケさんの絵本が大好きで、
よく読んでます。」
その後の言葉が本当にそうだなーと思ったのですが、
「ほら、人って自分の意識の範囲だけで生きているでしょう。なんだか絵本を見ると
こんな風にも考えられるんだなあって世界が広がるですよ。」
そうおっしゃって、私もついつい狭い視野で物事を見ているなあと思いました。
その後、入居した老人施設や、その中での楽しい出来事を
1時間ほどお話しして帰られました。
帰り際、キャリーバッグに造花が付けられていたので、
「お花素敵ですね。」
と伝えると
「なるべく楽しい方がいいかなと思って。」
そんなことをおっしゃられながら、ポカポカの昼下がりに
キャリーバッグをコロコロ引きながらお帰りになりました。
そんなほっこりしたある日の出来事でした。
おしまい。
明日も良い1日を♪
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